2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
日本近代文学の森へ 246 志賀直哉『暗夜行路』 133 「歴史的現在」 「後篇第三 十九」 その1 2023.7.19 赤ん坊の病気は、いよいよのっぴきならない事態に進展していく。 赤児はほとんどひっ切りなしに泣き続けた。眉間に太い皺を作って、小さい脣(くちびる…
人命不停過於山水 瀬をはやみいはゆく水もよどみけり流るる年のしがらみぞなき 半紙 【題出典】『往生要集』大文一 【題意】 人の命の停(とど)まざること、山の水よりも過ぎたり。 人の命が停滞しないのは、山の水に勝る。 【歌の通釈】流れが速くて岩を…
「失われた時を求めて」を読む 4 「世界」と「わたし」 《第1篇 スワン家の方へ(1)第一部 コンブレー》 その4 2023.7.3 われわれのまわりに存在する事物が不動の状態にあるのは、それがそれであって他のものではないというわれわれの確信のなせる業であり…